アシュワガンダ“ashwagandha”はインド、ネパールなどに自生するナス科の低木。古来よりインド最古の医学文献『アーユル・ヴェーダ』でも滋養強壮や強精作用に優れているとして珍重されてきたハーブです。日本ではアシュワガンダというと、現在は男性の精力増強素材として取り扱われていることも多いよう。コリアン(パナックス)ジンセンと対照的に、別名「インディアンジンセン」と呼ばれることもあります。
現在諸研究者らは、『アーユル・ヴェーダ』で用いられているハーブの効能を、科学的に検証するべく研究を重ねていますが、アシュワガンダもその1つ。近年このアシュワガンダに、免疫力アップや抗ストレス作用もあるという研究が報告され、リラクセーションを求める人々にも注目のハーブになりつつあります。アシュワガンダに含まれるアルカロイドの1種「ウィタノライド」が、ストレッサーに直面した際の脳細胞へのダメージを最小限にするとされています。
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