メシマコブは、中国の植物名で針裂蹄と呼ばれるキノコと同一のもので、主に野生の桑の木にコブ状に生えます。
日本では、長崎県の女島で多く採集されたことから、メシマコブ(俗名)と呼ばれたとされていますが、現在、中国で桑黄と称するものの基原は、キコブタケ(Phellinus
igniarius)であり、メシマコブ(P.
linteus)とは基原が異なります。メシマコブの形態は、ツリガネタケ、ツガサルノコシカケ、コフキサルノコシカケ等に似ているために、それらのキノコがメシマコブと間違えられることもあります。
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